さて日常的に使われることはあまりないですが、「極右」という言葉があります。
この極右に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
極右がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは極右の読み方と意味、「ごくう」と「きょくう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.極右の正しい読み方は「ごくう」「きょくう」?
では極右の正しい読み方は、「ごくう」「きょくう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、極右の正しい読み方は「きょくう」になります。
極右の”極”は「きわ(める)」「きょく」「ごく」、”右”は「みぎ」「う」「ゆう」と読むことができますが、極右は「きょくう」と読むのが正しく、「ごくう」と読むのは間違いです。
また極右(きょくう)のように「極(きょく)」が用いられている言葉には、
「極端(きょくたん)・極限(きょくげん)・究極(きゅうきょく)・終極(しゅうきょく)」などがあります。
極右(きょくう)のように「右(う)」が用いられている言葉には、
「右近(うこん)・右腕(うわん)・右翼(うよく)・右岸(うがん)」などがあります。
次の章で極右の意味と類義語について解説していきます。
2.極右の意味と類義語について
では極右の意味と類義語について見ていきましょう。
まず極右は「極端な右翼思想のこと。また、そのような思想を持つ人のこと」の意味として用いられています。
右翼(うよく)というのは”保守的な思想傾向。また、そのような人のこと”で、左翼(さよく)というのは”革新的・革命的な思想傾向。また、そのような人のこと”です。
ちなみにこれはフランス革命後、フランス議会で議長席から見て右側に保守主義者が席を占めていたことから右翼という言葉がきていて、左翼の言葉の由来も同様です。
また極右の類義語としては、「右翼(うよく)・右派(うは)・右党(うとう)・伝統主義(でんとうしゅぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても極右と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「極右の読み方と意味、”ごくう”と”きょくう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 極右の正しい読み方は「きょくう」で、「ごくう」は間違い。
- 極右は「極端な右翼思想のこと。また、そのような思想を持つ人のこと」の意味。
- 極右の類義語には、「右翼・右派・右党・伝統主義」などがある。