さて日常的に使われることはあまりないですが、「文目」という言葉があります。
この文目に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
文目がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは文目の読み方と意味、「あやめ」と「ぶんもく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.文目の正しい読み方は「あやめ」「ぶんもく」?
では文目の正しい読み方は、「あやめ」「ぶんもく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、文目の正しい読み方は「あやめ」「もんめ」になります。
文目の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」「あや」と読むことができますが、
文目は「あやめ」「もんめ」と読むのが正しく、「ぶんもく」と読むのは間違いです。
一般的には文目は「あやめ」と読むことが多く、「もんめ」は文目ではなく”匁(もんめ)”と書き表されることがほとんどです。
そして文目は「あやめ」「もんめ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また文目(あやめ)のように「文(あや)」が用いられている言葉は、文目の他には見つけることができませんでした。
文目(もんめ)のように「文(もん)」が用いられている言葉には、
「呪文(じゅもん)・証文(しょうもん)・縄文(じょうもん)・誓文(せいもん)」などがあります。
次の章で文目の意味と類義語について解説していきます。
2.文目の意味と類義語について
では文目の意味と類義語について見ていきましょう。
まず文目(あやめ)は「模様。色合いのこと/物事の筋道(すじみち)や区別のこと」の意味として用いられています。
文目を「あやめ」と読むと上記のような意味になりますが、
「もんめ」と読むと「尺貫法の重さの単位/昔の貨幣単位で、小判1両の60分の1ほど」の意味となります。
尺貫法の重さの単位として、1文目(もんめ)は1貫(かん)の1000分の1で、約3.75グラムです。
(「もんめ」は一般的には文目ではなく、”匁”と書き表されます)
このように文目は「あやめ」「もんめ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また文目(あやめ)の類義語としては、「紋様(もんよう)・図柄(ずがら)・唐草(からくさ)・迷彩(めいさい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても文目と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「文目の読み方と意味、”あやめ”と”ぶんもく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 文目の正しい読み方は「あやめ」「もんめ」の両方で、「ぶんもく」は間違い。
- 文目(あやめ)は「模様。色合いのこと/物事の筋道や区別のこと」の意味。
- 文目(もんめ)は「尺貫法の重さの単位のこと/昔の貨幣単位で、小判1両の60分の1ほど」の意味。
- 文目(あやめ)の類義語には、「紋様・図柄・唐草・迷彩」などがある。