さて日常的に使われるもので「存立」という言葉があります。
この存立に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
存立がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは存立の読み方と意味、「そんりつ」と「ぞんりつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.存立の正しい読み方は「そんりつ」「ぞんりつ」?
では存立の正しい読み方は、「そんりつ」「ぞんりつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、存立の正しい読み方は「そんりつ」になります。
存立の”存”は「あ(る)」「そん」「ぞん」と読むことができますが、
存立は「そんりつ」と読むのが正しく、「ぞんりつ」と読むのは間違いです。
また存立(そんりつ)のように「存(そん)」が用いられている言葉には、
「残存(ざんそん)・現存(げんそん)・存在(そんざい)・存亡(そんぼう)」などがあります。
存立(そんりつ)のように「立(りつ)」が用いられている言葉には、
「中立(ちゅうりつ)・公立(こうりつ)・確立(かくりつ)・成立(せいりつ)」などがあります。
次の章で存立の意味と類義語について解説していきます。
2.存立の意味と類義語について
では存立の意味と類義語について見ていきましょう。
まず存立は「他からの影響なしに存在して、成り立っていくこと」の意味として用いられています。
存立を用いた例文としては、「国家が存立するための条件」や、
「組織の存立を危うくする問題」のような使い方で用いられています。
また存立の類義語としては、「存続(そんぞく)・確立(かくりつ)・帰結(きけつ)・締結(ていけつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても存立と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「存立の読み方と意味、”そんりつ”と”ぞんりつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 存立の正しい読み方は「そんりつ」で、「ぞんりつ」は間違い。
- 存立は「他からの影響なしに存在して、成り立っていくこと」の意味。
- 存立の類義語には、「存続・確立・帰結・締結」などがある。