このページでは外海の読み方と意味、「げかい」と「がいかい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.外海の正しい読み方は「げかい」「がいかい」?

 

結論から言ってしまうと、外海の正しい読み方は「げかい」「がいかい」「そとうみ」になります

 

外海の”外”は「そと」「がい」「げ」と読むことができます。

 

 

 

ただ外海は「げかい」「がいかい」「そとうみ」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また外海(げかい)のように「外(げ)」が用いられている言葉には、
「外題(げだい)・外科(げか)・外陣(げじん)・外道(げどう)」などがあります。

 

外海(がいかい)のように「外(がい)」が用いられている言葉には、
「外部(がいぶ)・外傷(がいしょう)・外需(がいじゅ)・号外(ごうがい)」などがあります。

 

 

次の章で外海の意味と類義語について解説していきます。

 

2.外海の意味と類義語について

 

外海(げかい)は「仏語で、須弥山(しゅみせん)を中心とする九山八海(くせんはっかい)のうち、一番外側にある海のこと」の意味として用いられています。

 

須弥山というのは”古代インドの世界観が仏教に取り入れたもので、世界の中心に聳(そび)えるという高山のこと”で、九山八海というのは”須弥山を順に取り囲む9つの山と8つの海のこと”です。

 

 

外海を「げかい」と読むと上記のような意味になりますが、「がいかい」「そとうみ」と読むと「湾や入り江ではなく、陸地の外側に広がる海のこと」の意味となります

 

このように外海は「げかい」「がいかい」「そとうみ」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

また外海の類義語としては、「沖合(おきあい)・外洋(がいよう)・遠海(えんかい)・沿海(えんかい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても外海と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「外海の読み方と意味、”げかい”と”がいかい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 外海の正しい読み方は「げかい」「がいかい」「そとうみ」。
  • 外海(げかい)は「須弥山を中心とする九山八海のうち、一番外側にある海のこと」の意味。
  • 外海(がいかい、そとうみ)は「湾や入り江ではなく、陸地の外側に広がる海のこと」の意味。
  • 外海の類義語には、「沖合・外洋・遠海・沿海」などがある。

 

 

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