乳兄弟の読み方と意味、「ちきょうだい」と「ちちきょうだい」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「乳兄弟」という言葉があります。

 

この乳兄弟に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
乳兄弟がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは乳兄弟の読み方と意味、「ちきょうだい」と「ちちきょうだい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.乳兄弟の正しい読み方は「ちきょうだい」「ちちきょうだい」?

 

では乳兄弟の正しい読み方は、「ちきょうだい」「ちちきょうだい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、乳兄弟の正しい読み方は「ちきょうだい」になります

 

乳兄弟の”乳”は「ちち」「ち」「にゅう」と読むことができますが、
乳兄弟は「ちきょうだい」と読むのが正しく、「ちちきょうだい」と読むのは間違いです

 

 

また乳兄弟(ちきょうだい)のように「乳(ち)」が用いられている言葉には、
「乳首(ちくび)・乳房(ちぶさ)・乳付(ちつけ)・垂乳根(たらちね)」などがあります。

 

 

次の章で乳兄弟の意味と類義語について解説していきます。

 

2.乳兄弟の意味と類義語について

 

では乳兄弟の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず乳兄弟は「血縁はないが、同じ女性の乳で育てられた人同士のこと」の意味として用いられています。

 

 

例えば昔の身分の高い女性は、子の授乳などを別の女性(これを乳母と言う)に任せることが多く、乳母は母乳が出ないといけないため、近くに出産をしていて乳児がいます。

 

そして身分の高い女性の子も、乳母の子と一緒にその乳母の母乳で育っていきます。

 

なのでこの例で言うと、身分の高い女性の子と乳母の子は、乳兄弟ということになります。

 

 

 

また乳兄弟の類義語としては、「義兄弟(ぎきょうだい)・異母兄弟(いぼきょうだい)・腹違い(はらちがい)・異父兄弟(いふきょうだい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても乳兄弟と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「乳兄弟の読み方と意味、”ちきょうだい”と”ちちきょうだい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ