さて日常的に使われるもので「黒白」という言葉があります。
この黒白に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
黒白がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは黒白の読み方と意味、「こくびゃく」と「こくはく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.黒白の正しい読み方は「こくびゃく」「こくはく」?
では黒白の正しい読み方は、「こくびゃく」「こくはく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、黒白の正しい読み方は「こくびゃく」「こくはく」「くろしろ」になります。
黒白の”黒”は「くろ」「こく」、”白”は「しろ」「はく」「びゃく」と読むことができます。
一般的には黒白は「こくびゃく」と読むことが多いです。
ただ黒白は「こくびゃく」「こくはく」「くろしろ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また黒白(こくびゃく)のように「白(びゃく)」が用いられている言葉には、
「白夜(びゃくや)・白蓮(びゃくれん)・白毫(びゃくごう)・白朮(びゃくじゅつ)」などがあります。
黒白(こくはく)のように「白(はく)」が用いられている言葉には、
「紅白(こうはく)・白日(はくじつ)・白昼(はくちゅう)・告白(こくはく)」などがあります。
次の章で黒白の意味と類義語について解説していきます。
2.黒白の意味と類義語について
では黒白の意味と類義語について見ていきましょう。
まず黒白(こくびゃく、こくはく)は「黒色と白色のこと/良いことと悪いこと。善と悪。是と非」の意味として用いられています。
黒白を「こくびゃく」「こくはく」と読むと上記のような意味になりますが、
「くろしろ」と読むと上記の他に、「画面が黒と白とでなっているもの」の意味も含まれます。
このように黒白は「こくびゃく」「こくはく」「くろしろ」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
黒白を用いた例文としては、「黒白をつける」や、
「黒白(くろしろ)のテレビ画面を見る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「良いことと悪いこと。善と悪。是と非」の意味で、
後者の例文は「画面が黒と白とでなっているもの」の意味で使用しています。
また黒白の類義語としては、「成否(せいひ)・正否(せいひ)・正誤(せいご)・清濁(せいだく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても黒白と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「黒白の読み方と意味、”こくびゃく”と”こくはく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 黒白の正しい読み方は「こくびゃく」「こくはく」「くろしろ」。
- 黒白(こくびゃく、こくはく)は「黒色と白色のこと/良いことと悪いこと。善と悪。是と非」の意味。
- 黒白(くろしろ)は「黒色と白色のこと/良いことと悪いこと。善と悪。是と非/画面が黒と白とでなっているもの」の意味。
- 黒白の類義語には、「成否・正否・正誤・清濁」などがある。