さて日常的に使われることはあまりないですが、「白虹」という言葉があります。
この白虹に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
白虹がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは白虹の読み方と意味、「はっこう」と「しろにじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では白虹の正しい読み方は、「はっこう」「しろにじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、白虹の正しい読み方は「はっこう」になります。
白虹の”白”は「しろ」「はく」、”虹”は「にじ」「こう」と読むことができますが、白虹は「はっこう」と読むのが正しく、「しろにじ」と読むのは間違いです。
また白虹の”白”の読み方は「はく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「はっ」という読み方をすることはできません。
白虹のように「はくこう」ではなく、「はっこう」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
白虹であれば、白(はく)+虹(こう)なので、虹(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で白虹の意味と類義語について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、