さて日常的に使われるもので「沓石」という言葉があります。
この沓石に使用されている漢字(特に”沓”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは沓石の読み方と意味、「くついし」と「とうせき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.沓石の正しい読み方は「くついし」「とうせき」?
では沓石の正しい読み方は、「くついし」「とうせき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、沓石の正しい読み方は「くついし」になります。
沓石の”沓”は「くつ」「とう」と読むことができますが、沓石は「くついし」と読むのが正しく、「とうせき」と読むのは間違いです。
また沓石(くついし)のように「沓(くつ)」が用いられている言葉には、
「沓冠(くつかむり)・沓巻(くつまき)・沓形(くつがた)・沓船(くつぶね)」などがあります。
沓石(くついし)のように「石(いし)」が用いられている言葉には、
「石城(いしき)・石垣(いしがき)・石工(いしく)・石綿(いしわた)」などがあります。
次の章で沓石の意味と類義語について解説していきます。
2.沓石の意味と類義語について
では沓石の意味と類義語について見ていきましょう。
まず沓石は「礎石などの上にあって、柱などの下に据(す)える石のこと」の意味として用いられています。
沓石を用いた例文としては、「沓石となるコンクリートブロック」や、
「そこに沓石が置かれている」のような使い方で用いられています。
また沓石の類義語としては、「礎石(そせき)・基礎(きそ)・柱石(ちゅうせき)・土台(どだい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても沓石と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「沓石の読み方と意味、”くついし”と”とうせき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 沓石の正しい読み方は「くついし」で、「とうせき」は間違い。
- 沓石は「礎石などの上にあって、柱などの下に据える石のこと」の意味。
- 沓石の類義語には、「礎石・基礎・柱石・土台」などがある。