さて日常的に使われることはあまりないですが、「生起」という言葉があります。
この生起に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
生起がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは生起の読み方と意味、「せいき」と「しょうき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.生起の正しい読み方は「せいき」「しょうき」?
では生起の正しい読み方は、「せいき」「しょうき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、生起の正しい読み方は「せいき」になります。
生起の”生”は「い(きる)」「せい」「しょう」と読むことができますが、
生起は「せいき」と読むのが正しく、「しょうき」と読むのは間違いです。
また生起(せいき)のように「生(せい)」が用いられている言葉には、
「更生(こうせい)・生活(せいかつ)・生死(せいし)・再生(さいせい)」などがあります。
生起(せいき)のように「起(き)」が用いられている言葉には、
「起床(きしょう)・再起(さいき)・起源(きげん)・励起(れいき)」などがあります。
次の章で生起の意味と類義語について解説していきます。
2.生起の意味と類義語について
では生起の意味と類義語について見ていきましょう。
まず生起は「事件または現象が起こること」の意味として用いられています。
生起を用いた例文としては、「新たな問題が生起する」や、
「あの現象が生起された原因を探る」のような使い方で用いられています。
また生起の類義語としては、「発生(はっせい)・起動(きどう)・生出(せいしゅつ)・勃発(ぼっぱつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても生起と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「生起の読み方と意味、”せいき”と”しょうき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 生起の正しい読み方は「せいき」で、「しょうき」は間違い。
- 生起は「事件または現象が起こること」の意味。
- 生起の類義語には、「発生・起動・生出・勃発」などがある。