さて日常的に使われるもので「派生」という言葉があります。
この派生に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
派生がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは派生の読み方と意味、「はせい」と「はしょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.派生の正しい読み方は「はせい」「はしょう」?
では派生の正しい読み方は、「はせい」「はしょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、派生の正しい読み方は「はせい」になります。
派生の”生”は「い(きる)」「せい」「しょう」と読むことができますが、
派生は「はせい」と読むのが正しく、「はしょう」と読むのは間違いです。
また派生(はせい)のように「派(は)」が用いられている言葉には、
「派閥(はばつ)・派遣(はけん)・宗派(しゅうは)・派出(はしゅつ)」などがあります。
派生(はせい)のように「生(せい)」が用いられている言葉には、
「生命(せいめい)・共生(きょうせい)・生活(せいかつ)・生物(せいぶつ)」などがあります。
次の章で派生の意味と類義語について解説していきます。
2.派生の意味と類義語について
では派生の意味と類義語について見ていきましょう。
まず派生は「同じ物事から新しいものが分かれて生じること」の意味として用いられています。
派生を用いた例文としては、「新たな問題が派生する」や、
「それは英語から派生した言語だ」のような使い方で用いられています。
また派生の類義語としては、「亜種(あしゅ)・擬似(ぎじ)・分派(ぶんぱ)・二番煎じ(にばんせんじ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても派生と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「派生の読み方と意味、”はせい”と”はしょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 派生の正しい読み方は「はせい」で、「はしょう」は間違い。
- 派生は「同じ物事から新しいものが分かれて生じること」の意味。
- 派生の類義語には、「亜種・擬似・分派・二番煎じ」などがある。