さて日常的に使われることはほとんどないですが、「正餐」という言葉があります。
この正餐に使用されている漢字(特に”餐”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは正餐の読み方と意味、「せいさん」と「しょうさん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.正餐の正しい読み方は「せいさん」「しょうさん」?
では正餐の正しい読み方は、「せいさん」「しょうさん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、正餐の正しい読み方は「せいさん」になります。
正餐の”正”は「ただ(しい)」「せい」「しょう」、”餐”は「さん」と読むことができますが、正餐は「せいさん」と読むのが正しく、「しょうさん」と読むのは間違いです。
また正餐(せいさん)のように「正(せい)」が用いられている言葉には、
「正解(せいかい)・正確(せいかく)・公正(こうせい)・不正(ふせい)」などがあります。
正餐(せいさん)のように「餐(さん)」が用いられている言葉には、
「晩餐(ばんさん)・昼餐(ちゅうさん)・粗餐(そさん)・午餐(ごさん)」などがあります。
次の章で正餐の意味と類義語について解説していきます。
2.正餐の意味と類義語について
では正餐の意味と類義語について見ていきましょう。
まず正餐は「正式の献立(こんだて)による食事のこと」の意味として用いられています。
正餐を用いた例文としては、「正餐のために正装する」や、
「彼らを正餐に招いた」のような使い方で用いられています。
また正餐の類義語としては、「晩餐(ばんさん)・本膳(ほんぜん)・宴会(えんかい)・夕食(ゆうしょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても正餐と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「正餐の読み方と意味、”せいさん”と”しょうさん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 正餐の正しい読み方は「せいさん」で、「しょうさん」は間違い。
- 正餐は「正式の献立による食事のこと」の意味。
- 正餐の類義語には、「晩餐・本膳・宴会・夕食」などがある。