正鵠の読み方と意味、「せいこう」と「せいこく」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「正鵠」という言葉があります。

 

この正鵠に使用されている漢字(特に”鵠”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは正鵠の読み方と意味、「せいこう」と「せいこく」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.正鵠の正しい読み方は「せいこう」「せいこく」?

 

では正鵠の正しい読み方は、「せいこう」「せいこく」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、正鵠の本来の読み方は「せいこく」でしたが、
いま現在では「せいこう」と「せいこく」のどちらでも問題はありません

 

正鵠の”鵠”は「こう」「こく」と読むことができます。

 

 

 

正鵠を「せいこう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「せいこう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、正鵠を「せいこう」と間違って読む人が増えたために、
「せいこう」でも「せいこく」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

 

なのでいま現在での正鵠の読み方としては、「せいこう」と「せいこく」はどちらも正しい読み方となります。

 

ただ一般的には正鵠は「せいこく」と読むことが多いです。

 

 

次の章で正鵠の意味と類義語について解説していきます。

 

2.正鵠の意味と類義語について

 

では正鵠の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず正鵠は「弓の的(まと)の中心にある黒点のこと/物事の急所・要点のこと」の意味として用いられています。

 

 

正鵠を用いた例文としては、「正鵠を狙ってみる」や、
「その言葉は正鵠を得たものであった」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「弓の的の中心にある黒点のこと」の意味で、
後者の例文は「物事の急所・要点のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また正鵠の類義語としては、「重点(じゅうてん)・論点(ろんてん)・中心(ちゅうしん)・本旨(ほんし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても正鵠と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「正鵠の読み方と意味、”せいこく”と”しょうこく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ