結論から言ってしまうと、正味の正しい読み方は「せいみ」「しょうみ」の両方になります。
正味の”正”は「ただ(しい)」「せい」「しょう」、”味”は「あじ」「み」と読むことができます。
一般的には正味は「しょうみ」と読むことがほとんどです。
ただ正味は「せいみ」「しょうみ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で正味の意味について解説していきます。
正味(せいみ)は「本当の味のこと」の意味として用いられています。
正味を「せいみ」と読むと上記のような意味になりますが、「しょうみ」と読むと「余分なものを取り除いた中身/本当のところ。真実/掛け値なしの値段」の意味となります。
掛け値(かけね)というのは、値段を吊り上げたり、程度を甚だしく表現したり”実際よりも大げさに言うこと”という意味です。
つまり掛け値なしというのは、”実際よりも大げさに言うことがない”ということなので、掛け値なしの値段というのは、”通常の値段のこと”という意味になります。
このように正味は「せいみ」「しょうみ」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
正味を用いた例文としては、「正味(しょうみ)の少ない果物」や、
「正味(しょうみ)で売る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「余分なものを取り除いた中身のこと」の意味で、
後者の例文は「掛け値なしの値段のこと」の意味で使用しています。
以上が「正味の読み方と意味、”せいみ”と”しょうみ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど