結論から言ってしまうと、正体の正しい読み方は「せいたい」「しょうたい」の両方になります。
正体の”正”は「ただ(しい)」「せい」「しょう」と読むことができます。
一般的には正体は「しょうたい」と読むことがほとんどです。
ただ正体は「せいたい」「しょうたい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また正体(せいたい)のように「正(せい)」が用いられている言葉には、
「不正(ふせい)・正解(せいかい)・公正(こうせい)・厳正(げんせい)」などがあります。
正体(しょうたい)のように「正(しょう)」が用いられている言葉には、
「正直(しょうじき)・賀正(がしょう)・正午(しょうご)・正絹(しょうけん)」などがあります。
次の章で正体の意味について解説していきます。
正体(せいたい)は「正しい形体。正しい姿のこと/正式な文字・書体のこと」の意味として用いられています。
正体を「せいたい」と読むと上記のような意味になりますが、
「しょうたい」と読むと「そのものの本当の姿のこと/心身が正常な時の姿のこと」の意味となります。
このように正体は「せいたい」「しょうたい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また正体の類義語としては、「本性(ほんしょう)・本質(ほんしつ)・実体(じったい)・正味(しょうみ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても正体と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「正体の読み方と意味、”せいたい”と”しょうたい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど