さて日常的に使われることはほとんどないですが、「出御」という言葉があります。
この出御に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
出御がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは出御の読み方と意味、「しゅつぎょ」と「しゅつご」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.出御の正しい読み方は「しゅつぎょ」「しゅつご」?
では出御の正しい読み方は、「しゅつぎょ」「しゅつご」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、出御の正しい読み方は「しゅつぎょ」になります。
出御の”御”は「ご」「お」「ぎょ」「み」と読むことができますが、
出御は「しゅつぎょ」と読むのが正しく、「しゅつご」と読むのは間違いです。
また出御(しゅつぎょ)のように「出(しゅつ)」が用いられている言葉には、
「出題(しゅつだい)・出演(しゅつえん)・逸出(いっしゅつ)・案出(あんしゅつ)」などがあります。
出御(しゅつぎょ)のように「御(ぎょ)」が用いられている言葉には、
「御者(ぎょしゃ)・御名(ぎょめい)・御物(ぎょぶつ)・御意(ぎょい)」などがあります。
次の章で出御の意味と類義語について解説していきます。
2.出御の意味と類義語について
では出御の意味と類義語について見ていきましょう。
まず出御は「天皇・皇后(こうごう)、または幕府の将軍などを敬って、その外出や目下の者の前に出ることをいう語のこと」の意味として用いられています。
出御を用いた例文としては、「閣議に出御あらせられる」や、
「出御することは滅多にない」のような使い方で用いられています。
また出御の類義語としては、「登場(とうじょう)・参上(さんじょう)・来訪(らいほう)・列席(れっせき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても出御と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「出御の読み方と意味、”しゅつぎょ”と”しゅつご”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 出御の正しい読み方は「しゅつぎょ」で、「しゅつご」は間違い。
- 出御は「天皇・皇后、または幕府の将軍などを敬って、その外出や目下の者の前に出ることをいう語のこと」の意味。
- 出御の類義語には、「登場・参上・来訪・列席」などがある。