滲出の読み方と意味、「しんしゅつ」と「せいしゅつ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「滲出」という言葉があります。

 

この滲出に使用されている漢字(特に”滲”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは滲出の読み方と意味、「しんしゅつ」と「せいしゅつ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.滲出の正しい読み方は「しんしゅつ」「せいしゅつ」?

 

では滲出の正しい読み方は、「しんしゅつ」「せいしゅつ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、滲出の正しい読み方は「しんしゅつ」になります

 

滲出の”滲”は「し(みる)」「にじ(む)」「しん」と読むことはできますが、
「せい」と読むことはできないので、滲出を「せいしゅつ」と読むのは間違いです

 

 

 

また滲出(しんしゅつ)のように「滲(しん)」が用いられている言葉には、
「滲漏(しんろう)・滲透(しんとう)・滲入(しんにゅう)・滲炭(しんたん)」などがあります。

 

滲出(しんしゅつ)のように「出(しゅつ)」が用いられている言葉には、
「出題(しゅつだい)・出演(しゅつえん)・逸出(いっしゅつ)・案出(あんしゅつ)」などがあります。

 

 

次の章で滲出の意味と類義語について解説していきます。

 

2.滲出の意味と類義語について

 

では滲出の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず滲出は「液体が外に滲(にじ)み出ること/炎症によって血管壁や組織の性質が変化して、血液や組織液が血管外にしみ出ること」の意味として用いられています。

 

 

滲出を用いた例文としては、「滲出を防止するためのもの」や、
「創傷部から滲出した体液」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「液体が外に滲(にじ)み出ること」の意味で、後者の例文は「炎症によって血管壁や組織の性質が変化して、血液や組織液が血管外にしみ出ること」の意味で使用しています。

 

 

 

また滲出の類義語としては、「浸透(しんとう)・透水(とうすい)・漏水(ろうすい)・漏出(ろうしゅつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても滲出と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「滲出の読み方と意味、”しんしゅつ”と”せいしゅつ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ