さて日常的に使われるもので「左遷」という言葉があります。
この左遷に使用されている漢字(特に”遷”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは左遷の読み方と意味、「させん」と「さかん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.左遷の正しい読み方は「させん」「さかん」?
では左遷の正しい読み方は、「させん」「さかん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、左遷の正しい読み方は「させん」になります。
左遷の”遷”は「うつ(す)」「せん」と読むことはできますが、
「かん」と読むことはできないので、左遷を「さかん」と読むのは間違いです。
また左遷(させん)のように「左(さ)」が用いられている言葉には、
「左右(さゆう)・左様(さよう)・左官(さかん)・左岸(さがん)」などがあります。
左遷(させん)のように「遷(せん)」が用いられている言葉には、
「遷都(せんと)・遷宮(せんぐう)・変遷(へんせん)・東遷(とうせん)」などがあります。
次の章で左遷の意味と類義語について解説していきます。
2.左遷の意味と類義語について
では左遷の意味と類義語について見ていきましょう。
まず左遷は「低い地位・官職に落とすこと」の意味として用いられています。
左遷を用いた例文としては、「支店に左遷される」や、
「閑職に左遷される」のような使い方で用いられています。
また左遷の類義語としては、「転属(てんぞく)・異動(いどう)・転勤(てんきん)・赴任(ふにん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても左遷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「左遷の読み方と意味、”させん”と”さかん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 左遷の正しい読み方は「させん」で、「さかん」は間違い。
- 左遷は「低い地位・官職に落とすこと」の意味。
- 左遷の類義語には、「転属・異動・転勤・赴任」などがある。