さて日常的に使われるもので「前厄」という言葉があります。
この前厄に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
前厄がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは前厄の読み方と意味、「まえやく」と「ぜんやく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.前厄の正しい読み方は「まえやく」「ぜんやく」?
では前厄の正しい読み方は、「まえやく」「ぜんやく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、前厄の正しい読み方は「まえやく」になります。
前厄の”前”は「まえ」「ぜん」、”厄”は「やく」と読むことができますが、前厄は「まえやく」と読むのが正しく、「ぜんやく」と読むのは間違いです。
また前厄(まえやく)のように「前(まえ)」が用いられている言葉には、
「自前(じまえ)・腕前(うでまえ)・出前(でまえ)・手前(てまえ)」などがあります。
前厄(まえやく)のように「厄(やく)」が用いられている言葉には、
「厄年(やくどし)・大厄(たいやく)・厄日(やくび)・厄難(やくなん)」などがあります。
次の章で前厄の意味と類義語について解説していきます。
2.前厄の意味と類義語について
では前厄の意味と類義語について見ていきましょう。
まず前厄は「厄年(やくどし)の前の年のこと」の意味として用いられています。
厄年というのは、”災難に遭いやすいとされ、万事に気を付けなければならないとする年齢のこと”です。
男性の厄年は数え年で25歳・42歳・61歳で、女性の厄年は数え年で19歳・33歳・37歳となり、特に男性は42歳、女性は33歳の年齢のことを大厄(たいやく)と言います。
そして厄年の前の年は”前厄(まえやく)”と言いますが、厄年の次の年は”後厄(あとやく)”と言います。
また前厄の類義語としては、「厄年(やくどし)・後厄(あとやく)・厄日(やくび)・災禍(さいか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても前厄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「前厄の読み方と意味、”まえやく”と”ぜんやく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 前厄の正しい読み方は「まえやく」で、「ぜんやく」は間違い。
- 前厄は「厄年の前の年のこと」の意味。
- 前厄の類義語には、「厄年・後厄・厄日・災禍」などがある。