さて日常的に使われるもので「比肩」という言葉があります。
この比肩に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
比肩がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは比肩の読み方と意味、「ひけん」と「ひかた」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.比肩の正しい読み方は「ひけん」「ひかた」?
では比肩の正しい読み方は、「ひけん」「ひかた」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、比肩の正しい読み方は「ひけん」になります。
比肩の”肩”は「かた」「けん」と読むことができますが、
比肩は「ひけん」と読むのが正しく、「ひかた」と読むのは間違いです。
また比肩(ひけん)のように「比(ひ)」が用いられている言葉には、
「比較(ひかく)・比率(ひりつ)・比喩(ひゆ)・比重(ひじゅう)」などがあります。
比肩(ひけん)のように「肩(けん)」が用いられている言葉には、
「強肩(きょうけん)・肩章(けんしょう)・双肩(そうけん)・肩甲骨(けんこうこつ)」などがあります。
次の章で比肩の意味と類義語について解説していきます。
2.比肩の意味と類義語について
では比肩の意味と類義語について見ていきましょう。
まず比肩は「(実力的に)肩を並べること。同等であること」の意味として用いられています。
比肩を用いた例文としては、「彼に比肩する者はいない」や、
「大国にも比肩する武力」のような使い方で用いられています。
また比肩の類義語としては、「対等(たいとう)・互角(ごかく)・匹敵(ひってき)・拮抗(きっこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても比肩と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「比肩の読み方と意味、”ひけん”と”ひかた”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 比肩の正しい読み方は「ひけん」で、「ひかた」は間違い。
- 比肩は「(実力的に)肩を並べること。同等であること」の意味。
- 比肩の類義語には、「対等・互角・匹敵・拮抗」などがある。