結論から言ってしまうと、不知の正しい読み方は「ふち」になります。
不知の”知”は「し(る)」「ち」と読むことはできますが、「じ」と読むことはできないので、不知を「ふじ」と読むのは間違いです。
「ふじ」というのは、”不治(ふじ)”と書き表されるため注意が必要です。
また不知(ふち)のように「不(ふ)」が用いられている言葉には、
「不運(ふうん)・不屈(ふくつ)・不覚(ふかく)・不安(ふあん)」などがあります。
不知(ふち)のように「知(ち)」が用いられている言葉には、
「未知(みち)・予知(よち)・知性(ちせい)・周知(しゅうち)」などがあります。
次の章で不知の意味と類義語について解説していきます。
不知は「知らないこと/知恵のないこと。賢くないこと」の意味として用いられています。
不知を用いた例文としては、「不知のままでいるのは愚かだ」や、
「不知にはなりたくないので、必死に勉強する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「知らないこと」の意味で、
後者の例文は「知恵のないこと。賢くないこと」の意味で使用しています。
また不知の類義語としては、「無知(むち)・無識(むしき)・無学(むがく)・半可通(はんかつう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても不知と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「不知の読み方と意味、”ふち”と”ふじ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>