さて日常的に使われることはあまりないですが、「欠缺」という言葉があります。
この欠缺に使用されている漢字(特に”缺”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは欠缺の読み方と意味、「けんけつ」と「けっかん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.欠缺の正しい読み方は「けんけつ」「けっかん」?
では欠缺の正しい読み方は、「けんけつ」「けっかん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、欠缺の正しい読み方は「けんけつ」になります。
欠缺の”欠”は「か(ける)」「けつ」「けん」、”缺”は「けつ」と読むことはできますが、”缺”は「かん」と読むことはできないので、欠缺を「けっかん」と読むのは間違いです。
また欠缺(けんけつ)のように「欠(けん)」「缺(けつ)」が用いられている言葉は、欠缺の他には見つけることができませんでした。
次の章で欠缺の意味と類義語について解説していきます。
2.欠缺の意味と類義語について
では欠缺の意味と類義語について見ていきましょう。
まず欠缺は「(法律用語で)ある要件が欠けていること」の意味として用いられています。
欠缺を用いた例文としては、「法の欠缺」や、
「意思の欠缺によるもの」のような使い方で用いられています。
また欠缺の類義語としては、「欠如(けつじょ)・欠漏(けつろう)・欠損(けっそん)・欠落(けつらく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても欠缺と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「欠缺の読み方と意味、”けんけつ”と”けっかん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 欠缺の正しい読み方は「けんけつ」で、「けっかん」は間違い。
- 欠缺は「(法律用語で)ある要件が欠けていること」の意味。
- 欠缺の類義語には、「欠如・欠漏・欠損・欠落」などがある。