さて日常的に使われることはほとんどないですが、「友誼」という言葉があります。
この友誼に使用されている漢字(特に”誼”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは友誼の読み方と意味、「ゆうぎ」と「ゆうせん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.友誼の正しい読み方は「ゆうぎ」「ゆうせん」?
では友誼の正しい読み方は、「ゆうぎ」「ゆうせん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、友誼の正しい読み方は「ゆうぎ」になります。
友誼の”誼”は「よしみ」「ぎ」と読むことはできますが、「せん」と読むことはできないので、友誼を「ゆうせん」と読むのは間違いです。
友誼の”誼(ぎ)”という字は、”宣(せん)”という字に似ているため注意が必要です。
また友誼(ゆうぎ)のように「友(ゆう)」が用いられている言葉には、
「親友(しんゆう)・友人(ゆうじん)・盟友(めいゆう)・友情(ゆうじょう)」などがあります。
友誼(ゆうぎ)のように「誼(ぎ)」が用いられている言葉には、
「仁誼(じんぎ)・好誼(こうぎ)・厚誼(こうぎ)・恩誼(おんぎ)」などがあります。
次の章で友誼の意味と類義語について解説していきます。
2.友誼の意味と類義語について
では友誼の意味と類義語について見ていきましょう。
まず友誼は「友人としての情愛。友情のこと」の意味として用いられています。
友誼を用いた例文としては、「友誼を結ぶ」や、
「彼は友誼に厚い」のような使い方で用いられています。
また友誼の類義語としては、「親交(しんこう)・親睦(しんぼく)・親密(しんみつ)・親愛(しんあい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても友誼と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「友誼の読み方と意味、”ゆうぎ”と”ゆうせん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 友誼の正しい読み方は「ゆうぎ」で、「ゆうせん」は間違い。
- 友誼は「友人としての情愛。友情のこと」の意味。
- 友誼の類義語には、「親交・親睦・親密・親愛」などがある。