さて日常的に使われるもので「緑化」という言葉があります。
この緑化に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
緑化がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは緑化の読み方と意味、「りょっか」と「りょくか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.緑化の正しい読み方は「りょっか」「りょくか」?
では緑化の正しい読み方は、「りょっか」「りょくか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、緑化の正しい読み方は「りょっか」「りょくか」の両方になります。
緑化の”緑”は「みどり」「りょく」と読むことができます。
ただ一般的には緑化は「りょっか」と読むことが多いです。
また緑化の”緑”の読み方は「りょく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「りょっ」という読み方をすることはできません。
緑化のように「りょくか」ではなく、「りょっか」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
緑化であれば、緑(りょく)+化(か)なので、化(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で緑化の意味と類義語について解説していきます。
2.緑化の意味と類義語について
では緑化の意味と類義語について見ていきましょう。
まず緑化は「木を植えて緑を増やすこと」の意味として用いられています。
緑化を用いた例文としては、「都市部の緑化を進める」や、
「緑化にかかるコストを算出する」のような使い方で用いられています。
また緑化の類義語としては、「植林(しょくりん)・植樹(しょくじゅ)・栽培(さいばい)・エコ化」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても緑化と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「緑化の読み方と意味、”りょっか”と”りょくか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 緑化の正しい読み方は「りょっか」「りょくか」の両方。
- 緑化は「木を植えて緑を増やすこと」の意味。
- 緑化の類義語には、「植林・植樹・栽培・エコ化」などがある。