さて日常的に使われることはほとんどないですが、「野分」という言葉があります。
この野分に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
野分がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは野分の読み方と意味、「のわき」と「のぶん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.野分の正しい読み方は「のわき」「のぶん」?
では野分の正しい読み方は、「のわき」「のぶん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、野分の正しい読み方は「のわき」「のわけ」になります。
野分の”野”は「の」「や」、”分”は「わ(ける)」「ぶん」と読むことができますが、野分は「のわき」「のわけ」と読むのが正しく、「のぶん」と読むのは間違いです。
ただ一般的には野分は「のわき」と読むことがほとんどです。
次の章で野分の意味と類義語について解説していきます。
2.野分の意味と類義語について
では野分の意味と類義語について見ていきましょう。
まず野分は「台風の古い呼び名のこと。また、9月頃に吹く強い風のこと」の意味として用いられています。
野分を用いた例文としては、「野分による被害」や、
「激しい野分が吹き荒れた」のような使い方で用いられています。
また野分の類義語としては、「強風(きょうふう)・疾風(しっぷう)・烈風(れっぷう)・突風(とっぷう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても野分と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「野分の読み方と意味、”のわき”と”のぶん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 野分の正しい読み方は「のわき」「のわけ」の両方で、「のぶん」は間違い。
- 野分は「台風の古い呼び名のこと。また、9月頃に吹く強い風のこと」の意味。
- 野分の類義語には、「強風・疾風・烈風・突風」などがある。