内々の読み方と意味、「ないない」と「うちうち」正しいのは？

このページでは内々の読み方と意味、「ないない」と「うちうち」どちらが正しいのかを解説しています。

１．内々の正しい読み方は「ないない」「うちうち」？

結論から言ってしまうと、内々の正しい読み方は「ないない」「うちうち」の両方になります。

内々の”内”は「うち」「ない」と読むことができます。

一般的には内々は「ないない」と読むことが多いです。

ただ内々は「ないない」「うちうち」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

また内々に用いられている”々”というのは、踊り字の一種で、”同の字点（どうのじてん）”または、片仮名（カタカナ）の「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えることから”ノマ点”（俗に”ノマ”）と呼ばれているものです。

（踊り字とは、”国語で、同じ漢字や仮名（かな）を重ねるときに用いる符号のこと”で、”々”は、「あゝ」の”ゝ”などと同じようなもの）

この”々”自体に固有の読み方は存在せず、「内々（ないない）」や「久々（ひさびさ）」のように、同じ漢字を繰り返すときに、簡単に表す目的で、その漢字の代わりとして使われています。

つまり同じ漢字が繰り返される場合は、その漢字を２回書くよりも”々”で書いた方が楽だから、”々”を使っているというわけです。

なので内々は”内内”、久々も”久久”とまったく同じものですので覚えておきましょう。

次の章で内々の意味について解説していきます。

内々（ないない）は「表立てないこと。内輪（うちわ）/心の中で密かに思うこと」の意味として用いられています。

内々を「ないない」と読むと上記のような意味になりますが、
「うちうち」と読むと上記の他に、「家の中のこと」の意味も含まれます。

このように内々は「ないない」「うちうち」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

内々を用いた例文としては、「これは内々の話だ」や、
「彼のことを内々心配していました」のような使い方で用いられています。

前者の例文は「表立てないこと」の意味で、
後者の例文は「心の中で密かに思うこと」の意味で使用しています。

以上が「内々の読み方と意味、”ないない”と”うちうち”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、