さて日常的に使われるもので「得心」という言葉があります。
この得心に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
得心がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは得心の読み方と意味、「とくしん」と「えしん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.得心の正しい読み方は「とくしん」「えしん」?
では得心の正しい読み方は、「とくしん」「えしん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、得心の正しい読み方は「とくしん」になります。
得心の”得”は「え(る)」「とく」と読むことができますが、
得心は「とくしん」と読むのが正しく、「えしん」と読むのは間違いです。
また得心(とくしん)のように「得(とく)」が用いられている言葉には、
「得意(とくい)・会得(えとく)・体得(たいとく)・利得(りとく)」などがあります。
得心(とくしん)のように「心(しん)」が用いられている言葉には、
「細心(さいしん)・内心(ないしん)・中心(ちゅうしん)・心理(しんり)」などがあります。
次の章で得心の意味と類義語について解説していきます。
2.得心の意味と類義語について
では得心の意味と類義語について見ていきましょう。
まず得心は「十分に承知すること。納得すること」の意味として用いられています。
得心を用いた例文としては、「得心がいく」や、
「双方得心の上だった」のような使い方で用いられています。
また得心の類義語としては、「了承(りょうしょう)・合点(がてん)・会得(えとく)・理解(りかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても得心と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「得心の読み方と意味、”とくしん”と”えしん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 得心の正しい読み方は「とくしん」で、「えしん」は間違い。
- 得心は「十分に承知すること。納得すること」の意味。
- 得心の類義語には、「了承・合点・会得・理解」などがある。