さて日常的に使われることはあまりないですが、「止瀉薬」という言葉があります。
この止瀉薬に使用されている漢字(特に”瀉”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは止瀉薬の読み方と意味、「ししゃやく」と「しがたやく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.止瀉薬の正しい読み方は「ししゃやく」「しがたやく」?
では止瀉薬の正しい読み方は、「ししゃやく」「しがたやく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、止瀉薬の正しい読み方は「ししゃやく」になります。
止瀉薬の”瀉”は「くだ(す)」「しゃ」と読むことはできますが、
「がた」と読むことはできないので、止瀉薬を「しがたやく」と読むのは間違いです。
止瀉薬の”瀉(しゃ)”という字は、”潟(かた)”という字に似ているため注意が必要です。
また止瀉薬(ししゃやく)のように「止(し)」が用いられている言葉には、
「制止(せいし)・防止(ぼうし)・抑止(よくし)・止血(しけつ)」などがあります。
止瀉薬(ししゃやく)のように「瀉(しゃ)」が用いられている言葉には、
「瀉血(しゃけつ)・吐瀉(としゃ)・瀉剤(しゃざい)・瀉出(しゃしゅつ)」などがあります。
次の章で止瀉薬の意味について解説していきます。
2.止瀉薬の意味について
では止瀉薬の意味について見ていきましょう。
まず止瀉薬は「下痢止めの薬のこと」の意味として用いられています。
止瀉薬を用いた例文としては、「止瀉薬を服用する」や、
「この止瀉薬の副作用」のような使い方で用いられています。
以上が「止瀉薬の読み方と意味、”ししゃやく”と”しがたやく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 止瀉薬の正しい読み方は「ししゃやく」で、「しがたやく」は間違い。
- 止瀉薬は「下痢止めの薬のこと」の意味。