このページでは文机の読み方と意味、「ふづくえ」と「ふみづくえ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.文机の正しい読み方は「ふづくえ」「ふみづくえ」?

 

結論から言ってしまうと、文机の正しい読み方は「ふづくえ」「ふみづくえ」の両方になります

 

文机の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」、”机”は「つくえ」「き」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には文机は「ふづくえ」と読むことが多いです。

 

 

 

文机の”文”という字は単体で「ふ」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「ふみづくえ」から「ふづくえ」という読み方に変化しました。

 

簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。

 

この音変化により、文机は通常では読むことができない「ふづくえ」という読み方になったんですね。

 

 

 

また”机”の読み方は「つくえ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「づくえ」という読み方をすることはできません。

 

文机のように「ふみつくえ」ではなく、「ふみづくえ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

文机であれば、文(ふみ)+机(つくえ)なので、机(後ろの語)の語頭である清音の”つ”が濁音の”づ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で文机の意味について解説していきます。

 

2.文机の意味について

 

文机は「読み書きをする机のこと」の意味として用いられています。

 

 

文机を用いた例文としては、「文机の前に座る」や、
「その部屋には昔の文机が置いてある」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「文机の読み方と意味、”ふづくえ”と”ふみづくえ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 文机の正しい読み方は「ふづくえ」「ふみづくえ」の両方。
  • 文机は「読み書きをする机のこと」の意味。

 

 

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