さて日常的に使われることはほとんどないですが、「過日」という言葉があります。
この過日に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
過日がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは過日の読み方と意味、「かじつ」と「かにち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.過日の正しい読み方は「かじつ」「かにち」?
では過日の正しい読み方は、「かじつ」「かにち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、過日の正しい読み方は「かじつ」になります。
過日の”日”は「ひ」「にち」「じつ」と読むことができますが、
過日は「かじつ」と読むのが正しく、「かにち」と読むのは間違いです。
また過日(かじつ)のように「過(か)」が用いられている言葉には、
「過激(かげき)・過言(かごん)・過去(かこ)・過失(かしつ)」などがあります。
過日(かじつ)のように「日(じつ)」が用いられている言葉には、
「永日(えいじつ)・吉日(きちじつ)・隔日(かくじつ)・期日(きじつ)」などがあります。
次の章で過日の意味と類義語について解説していきます。
2.過日の意味と類義語について
では過日の意味と類義語について見ていきましょう。
まず過日は「過ぎた日のこと。先日」の意味として用いられています。
過日を用いた例文としては、「過日約束した者ですが」や、
「過日お話しした件について」のような使い方で用いられています。
また過日の類義語としては、「前日(ぜんじつ)・以前(いぜん)・先刻(せんこく)・過去(かこ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても過日と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「過日の読み方と意味、”かじつ”と”かにち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 過日の正しい読み方は「かじつ」で、「かにち」は間違い。
- 過日は「過ぎた日のこと。先日」の意味。
- 過日の類義語には、「前日・以前・先刻・過去」などがある。