結論から言ってしまうと、日長の正しい読み方は「ひなが」「にっちょう」の両方になります。
日長の”日”は「ひ」「にち」「じつ」、”長”は「なが(い)」「ちょう」と読むことができます。
ただ日長は「ひなが」「にっちょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また日長の”日”の読み方は「にち」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「にっ」という読み方をすることはできません。
日長のように「にちちょう」ではなく、「にっちょう」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
日長であれば、日(にち)+長(ちょう)なので、長(後ろの語)の前に付いた音である”ち”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で日長の意味について解説していきます。
日長(ひなが)は「春になって、昼間が長く感じられること。また、その季節のこと」の意味として用いられています。
日長を「ひなが」と読むと上記のような意味になりますが、
「にっちょう」と読むと「日照時間の長さのこと」の意味となります。
このように日長は「ひなが」「にっちょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
日長を用いた例文としては、「春の日長(ひなが)に」や、
「日長(にっちょう)を調べる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「春になって、昼間が長く感じられる季節のこと」の意味で、後者の例文は「日照時間の長さのこと」の意味で使用しています。
以上が「日長の読み方と意味、”ひなが”と”にっちょう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど