天蓋の読み方と意味、「てんがい」と「てんぶた」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「天蓋」という言葉があります。

 

この天蓋に使用されている漢字(特に”蓋”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは天蓋の読み方と意味、「てんがい」と「てんぶた」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.天蓋の正しい読み方は「てんがい」「てんぶた」?

 

では天蓋の正しい読み方は、「てんがい」「てんぶた」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、天蓋の正しい読み方は「てんがい」になります

 

天蓋の”蓋”は「ふた」「がい」と読むことができますが、
天蓋は「てんがい」と読むのが正しく、「てんぶた」と読むのは間違いです

 

 

 

また天蓋(てんがい)のように「天(てん)」が用いられている言葉には、
「天気(てんき)・天上(てんじょう)・天球(てんきゅう)・仰天(ぎょうてん)」などがあります。

 

天蓋(てんがい)のように「蓋(がい)」が用いられている言葉には、
「口蓋(こうがい)・円蓋(えんがい)・蓋世(がいせい)・頭蓋(とうがい)」などがあります。

 

 

次の章で天蓋の意味と類義語について解説していきます。

 

2.天蓋の意味と類義語について

 

では天蓋の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず天蓋は「仏像などの上にかざす笠状の装飾物のこと/祭壇やベッドなどの上に付けた覆いのこと/虚無僧(こむそう)がかぶる深い編み笠のこと」の意味として用いられています。

 

虚無僧(こむそう)というのは、”普化宗(ふけしゅう)の有髪の僧のこと”で、
普化宗は禅宗の一派で、中国の唐の僧である普化(ふけ)が開祖です。

 

 

 

また天蓋の類義語としては、「天幕(てんまく)・簾(すだれ)・庇(ひさし)・カバー」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても天蓋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「天蓋の読み方と意味、”てんがい”と”てんぶた”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ