さて日常的に使われるもので「家中」という言葉があります。
この家中に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
家中がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは家中の読み方と意味、「いえじゅう」と「かちゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では家中の正しい読み方は、「いえじゅう」「かちゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、家中の正しい読み方は「いえじゅう」「かちゅう」「うちじゅう」になります。
家中の”家”は「いえ」「うち」「か」、”中”は「なか」「ちゅう」「じゅう」と読むことができます。
一般的には家中は「うちじゅう」と読むことが多いです。
ただ家中は「いえじゅう」「かちゅう」「うちじゅう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
家中を「いえじゅう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「いえじゅう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。
慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。
簡単に言えば、家中を「いえじゅう」と間違って読む人が増えたために、「いえじゅう」も正しい読み方ということにしよう!となったわけです。
なのでいま現在での家中の読み方としては、「いえじゅう」「かちゅう」「うちじゅう」はどれも正しい読み方となります。
次の章で家中の意味と類義語について解説していきます。
では家中の意味と類義語について見ていきましょう。
まず家中(いえじゅう、うちじゅう)は「家の中のこと/家族全員のこと」の意味として用いられています。
家中を「いえじゅう」「うちじゅう」と読むと上記のような意味になりますが、「かちゅう」と読むと上記の他に、「江戸時代、大名の家臣の総称のこと」の意味も含まれます。
このように家中は「いえじゅう」「かちゅう」「うちじゅう」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
また家中の類義語としては、「家族(かぞく)・所帯(しょたい)・世帯(せたい)・骨肉(こつにく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても家中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「家中の読み方と意味、”いえじゅう”と”かちゅう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、