さて日常的に使われるもので「在中」という言葉があります。
この在中に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
在中がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは在中の読み方と意味、「ざいちゅう」と「ざいじゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.在中の正しい読み方は「ざいちゅう」「ざいじゅう」?
では在中の正しい読み方は、「ざいちゅう」「ざいじゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、在中の正しい読み方は「ざいちゅう」になります。
在中の”中”は「なか」「ちゅう」「じゅう」と読むことができますが、
在中は「ざいちゅう」と読むのが正しく、「ざいじゅう」と読むのは間違いです。
「ざいじゅう」というのは、”在住(ざいじゅう)”と書き表されるため注意が必要です。
また在中(ざいちゅう)のように「在(ざい)」が用いられている言葉には、
「在家(ざいけ)・現在(げんざい)・存在(そんざい)・在来(ざいらい)」などがあります。
在中(ざいちゅう)のように「中(ちゅう)」が用いられている言葉には、
「中和(ちゅうわ)・中間(ちゅうかん)・集中(しゅうちゅう)・手中(しゅちゅう)」などがあります。
次の章で在中の意味と類義語について解説していきます。
2.在中の意味と類義語について
では在中の意味と類義語について見ていきましょう。
まず在中は「中にその物が入っていること」の意味として用いられています。
在中を用いた例文としては、「履歴書在中の封筒を届ける」や、
「封筒に写真在中と書かれている」のような使い方で用いられています。
また在中の類義語としては、「同封(どうふう)・内在(ないざい)・封入(ふうにゅう)・秘封(ひふう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても在中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「在中の読み方と意味、”ざいちゅう”と”ざいじゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 在中の正しい読み方は「ざいちゅう」で、「ざいじゅう」は間違い。
- 在中は「中にその物が入っていること」の意味。
- 在中の類義語には、「同封・内在・封入・秘封」などがある。