このページでは手数の読み方と意味、「てかず」と「てすう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.手数の正しい読み方は「てかず」「てすう」?

 

結論から言ってしまうと、手数の正しい読み方は「てかず」「てすう」の両方になります

 

手数の”手”は「て」「しゅ」、”数”は「かず」「すう」と読むことができます。

 

 

ただ手数は「てかず」「てすう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また手数(てかず)のように「数(かず)」が用いられている言葉には、
「御数(おかず)・場数(ばかず)・口数(くちかず)・品数(しなかず)」などがあります。

 

手数(てすう)のように「数(すう)」が用いられている言葉には、
「奇数(きすう)・少数(しょうすう)・個数(こすう)・有数(ゆうすう)」などがあります。

 

 

次の章で手数の意味と類義語について解説していきます。

 

2.手数の意味と類義語について

 

手数(てかず)は「それに要する、労力・時間/手間のかかること/囲碁・将棋などで、ある手段を施すのに必要となる駒を動かす数/パンチなど、攻撃の回数」の意味として用いられています。

 

 

手数を「てかず」と読むと上記のような意味になりますが、
「てすう」と読むと「それに要する、労力・時間/手間のかかること」の意味となります

 

このように手数は「てかず」「てすう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

手数を用いた例文としては、「彼の方が手数(てかず)が多い」や、
「お手数(てすう)ですが、よろしくお願いします」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「パンチなど、攻撃の回数のこと」の意味で、
後者の例文は「手間のかかること」の意味で使用しています。

 

両方の読み方に”手間のかかること”の意味がありますが、「てすう」と読んで使われることがほとんどです。

 

 

 

また手数の類義語としては、「面倒(めんどう)・煩雑(はんざつ)・複雑(ふくざつ)・雑多(ざった)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても手数と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「手数の読み方と意味、”てかず”と”てすう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 手数の正しい読み方は「てかず」「てすう」の両方。
  • 手数(てかず)は「それに要する、労力・時間のこと/手間のかかること/囲碁・将棋などで、ある手段を施すのに必要となる駒を動かす数のこと/パンチなど、攻撃の回数のこと」の意味。
  • 手数(てすう)は「それに要する、労力・時間のこと/手間のかかること」の意味。
  • 手数の類義語には、「面倒・煩雑・複雑・雑多」などがある。

 

 

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