さて日常的に使われるもので「手帖」という言葉があります。
この手帖に使用されている漢字(特に”帖”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは手帖の読み方と意味、「てちょう」と「しゅせん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.手帖の正しい読み方は「てちょう」「しゅせん」?
では手帖の正しい読み方は、「てちょう」「しゅせん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、手帖の正しい読み方は「てちょう」になります。
手帖の”帖”は「ちょう」と読むことはできますが、「せん」と読むことはできないので、手帖を「しゅせん」と読むのは間違いです。
「手帖(てちょう)」は、一般的には「手帳(てちょう)」と書かれることがほとんどで、これらはどちらも同じものです。
いま現在ではあまり使われていない”帖”は当用漢字と言われるもので、簡単に言えば”帳”の前に使用されていた漢字のことです。
当用漢字と言うのは、”常用漢字の前に政府から告示された漢字のこと”で、常用漢字表が告示されたことにより、当用漢字表は正式に廃止されています。
なので”手帖”は間違いではないですが、”手帳”と書き表す方が一般的だと言えます。
次の章で手帖の意味と類義語について解説していきます。
2.手帖の意味と類義語について
では手帖の意味と類義語について見ていきましょう。
まず手帖は「物事を忘れないために記入する、紙を綴(と)じた小さな冊子のこと」の意味として用いられています。
手帖を用いた例文としては、「手帖にメモをする」や、
「手帖を忘れてしまった」のような使い方で用いられています。
また手帖の類義語としては、「日記(にっき)・名簿(めいぼ)・帳面(ちょうめん)・帳簿(ちょうぼ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても手帖と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「手帖の読み方と意味、”てちょう”と”しゅせん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 手帖の正しい読み方は「てちょう」で、「しゅせん」は間違い。
- 手帖は「物事を忘れないために記入する、紙を綴じた小さな冊子のこと」の意味。
- 手帖の類義語には、「日記・名簿・帳面・帳簿」などがある。