さて日常的に使われるもので「雪月花」という言葉があります。
この雪月花に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
雪月花がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは雪月花の読み方と意味、「せつげっか」と「せつげつか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では雪月花の正しい読み方は、「せつげっか」「せつげつか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、雪月花の正しい読み方は「せつげっか」「せつげつか」の両方になります。
雪月花の”雪”は「ゆき」「せつ」、”月”は「つき」「げつ」「がつ」、”花”は「はな」「か」と読むことができます。
ただ一般的には雪月花は「せつげっか」と読むことが多いです。
また月花の”月”の読み方は「げつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「げっ」という読み方をすることはできません。
月花のように「げつか」ではなく、「げっか」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
月花であれば、月(げつ)+花(か)なので、花(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で雪月花の意味と類義語について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、