さて日常的に使われることはあまりないですが、「行火」という言葉があります。
この行火に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
行火がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは行火の読み方と意味、「ぎょうか」と「あんか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.行火の正しい読み方は「ぎょうか」「あんか」?
では行火の正しい読み方は、「ぎょうか」「あんか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、行火の正しい読み方は「あんか」になります。
行火の”行”は「い(く)」「ぎょう」「こう」「あん」と読むことができますが、行火は「あんか」と読むのが正しく、「ぎょうか」と読むのは間違いです。
また行火(あんか)のように「行(あん)」が用いられている言葉には、
「行灯(あんどん)・行脚(あんぎゃ)・行燈(あんどう)・昼行灯(ひるあんどん)」などがあります。
行火(あんか)のように「火(か)」が用いられている言葉には、
「火炎(かえん)・烈火(れっか)・業火(ごうか)・戦火(せんか)」などがあります。
次の章で行火の意味と類義語について解説していきます。
2.行火の意味と類義語について
では行火の意味と類義語について見ていきましょう。
まず行火は「炭火などを入れて手足を温める道具のこと」の意味として用いられています。
行火を用いた例文としては、「行火で温める」や、
「あらかじめ行火を準備しておく」のような使い方で用いられています。
また行火の類義語としては、「炬燵(こたつ)・湯たんぽ・ヒーター・ストーブ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても行火と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「行火の読み方と意味、”ぎょうか”と”あんか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 行火の正しい読み方は「あんか」で、「ぎょうか」は間違い。
- 行火は「炭火などを入れて手足を暖める道具のこと」の意味。
- 行火の類義語には、「炬燵・湯たんぽ・ヒーター・ストーブ」などがある。