さて日常的に使われるもので「劫火」という言葉があります。
この劫火に使用されている漢字(特に”劫”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは劫火の読み方と意味、「こうか」と「ごうか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.劫火の正しい読み方は「こうか」「ごうか」?
では劫火の正しい読み方は、「こうか」「ごうか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、劫火の正しい読み方は「こうか」「ごうか」の両方になります。
劫火の”劫”は「きょう」「こう」「ごう」と読むことができます。
ただ一般的には劫火は「ごうか」と読むことがほとんどです。
また劫火(こうか)のように「劫(こう)」が用いられている言葉には、
「劫臘(こうろう)・住劫(じゅうこう)・劫奪(こうだつ)・劫濁(こうじょく)」などがあります。
劫火(ごうか)のように「劫(ごう)」が用いられている言葉には、
「永劫(えいごう)・万劫(まんごう)・劫罰(ごうばつ)・劫初(ごうしょ)」などがあります。
次の章で劫火の意味と類義語について解説していきます。
2.劫火の意味と類義語について
では劫火の意味と類義語について見ていきましょう。
まず劫火は「世界が破滅するときに起こるとされている、世界を焼き尽くしてしまう大火災のこと」の意味として用いられています。
劫火を用いた例文としては、「劫火のように焼き尽くす」や、
「劫火の餌食(えじき)となる」のような使い方で用いられています。
また劫火の類義語としては、「業火(ごうか)・大火(たいか)・焼尽(しょうじん)・火災(かさい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても劫火と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「劫火の読み方と意味、”こうか”と”ごうか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 劫火の正しい読み方は「こうか」「ごうか」の両方。
- 劫火は「世界が破滅するときに起こるとされている、世界を焼き尽くしてしまう大火災のこと」の意味。
- 劫火の類義語には、「業火・大火・焼尽・火災」などがある。