さて日常的に使われるもので「巾着」という言葉があります。
この巾着に使用されている漢字(特に”巾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは巾着の読み方と意味、「きんちゃく」と「しちゃく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.巾着の正しい読み方は「きんちゃく」「しちゃく」?
では巾着の正しい読み方は、「きんちゃく」「しちゃく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、巾着の正しい読み方は「きんちゃく」になります。
巾着の”巾”は「きん」と読むことはできますが、「し」と読むことはできないので、巾着を「しちゃく」と読むのは間違いです。
巾着の”巾(きん)”という字は、”市(し)”という字によく似ているため注意が必要です。
また巾着(きんちゃく)のように「巾(きん)」が用いられている言葉には、
「布巾(ふきん)・手巾(しゅきん)・雑巾(ぞうきん)・頭巾(ずきん)」などがあります。
巾着(きんちゃく)のように「着(ちゃく)」が用いられている言葉には、
「愛着(あいちゃく)・着用(ちゃくよう)・吸着(きゅうちゃく)・先着(せんちゃく)」などがあります。
次の章で巾着の意味と類義語について解説していきます。
2.巾着の意味と類義語について
では巾着の意味と類義語について見ていきましょう。
まず巾着は「布や革(かわ)などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと」の意味として用いられています。
巾着を用いた例文としては、「巾着を携帯する」や、
「巾着に金銭を入れる」のような使い方で用いられています。
また巾着の類義語としては、「図嚢(ずのう)・信玄袋(しんげんぶくろ)・カバン・ナップサック」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても巾着と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「巾着の読み方と意味、”きんちゃく”と”しちゃく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 巾着の正しい読み方は「きんちゃく」で、「しちゃく」は間違い。
- 巾着は「布や革などで作った、口をひもで締める小さな袋のこと」の意味。
- 巾着の類義語には、「図嚢・信玄袋・カバン・ナップサック」などがある。