さて日常的に使われることはあまりないですが、「天与」という言葉があります。
この天与に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
天与がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは天与の読み方と意味、「てんよ」と「てんや」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.天与の正しい読み方は「てんよ」「てんや」?
では天与の正しい読み方は、「てんよ」「てんや」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、天与の正しい読み方は「てんよ」になります。
天与の”与”は「あた(える)」「よ」と読むことはできますが、
「や」と読むことはできないので、天与を「てんや」と読むのは間違いです。
また天与(てんよ)のように「天(てん)」が用いられている言葉には、
「天才(てんさい)・天使(てんし)・天蓋(てんがい)・天気(てんき)」などがあります。
天与(てんよ)のように「与(よ)」が用いられている言葉には、
「投与(とうよ)・関与(かんよ)・付与(ふよ)・与奪(よだつ)」などがあります。
次の章で天与の意味と類義語について解説していきます。
2.天与の意味と類義語について
では天与の意味と類義語について見ていきましょう。
まず天与は「天の与えるもののこと」の意味として用いられています。
天与を用いた例文としては、「それは天与の才能だ」や、
「天与のものには到底及ばない」のような使い方で用いられています。
また天与の類義語としては、「天賦(てんぷ)・天性(てんせい)・天来(てんらい)・天物(てんぶつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても天与と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「天与の読み方と意味、”てんよ”と”てんや”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 天与の正しい読み方は「てんよ」で、「てんや」は間違い。
- 天与は「天の与えるもののこと」の意味。
- 天与の類義語には、「天賦・天性・天来・天物」などがある。