結論から言ってしまうと、凡百の正しい読み方は「ぼんひゃく」「ぼんぴゃく」「ぼんびゃく」になります。
凡百の”凡”は「およ(そ)」「ぼん」「はん」、”百”は「ひゃく」と読むことができます。
ただ一般的には凡百は「ぼんぴゃく」と読むことがほとんどです。
また凡百の”百”の読み方は「ひゃ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぴゃ」という読み方をすることはできません。
凡百のように「ぼんひゃく」ではなく、「ぼんぴゃく」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化(はんだくおんか)」と呼ばれているものです。
半濁音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと”を言います。
このパ行音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)のことを”半濁音(はんだくおん)”と呼びます。
凡百であれば、凡(ぼん)+百(ひゃく)なので、百(後ろの語)の語頭である”ひゃ”が半濁音の”ぴゃ”に変化します。
そして”百”の読み方は「ひゃく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「びゃく」という読み方をすることはできません。
凡百のように「ぼんひゃく」ではなく、「ぼんびゃく」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです。
連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化すること”を言います。
凡百であれば、凡(ぼん)+百(ひゃく)なので、百(後ろの語)の語頭である清音の”ひゃ”が濁音の”びゃ”に変化します。
このように凡百を「ぼんぴゃく」と読むのは”半濁音化”、「ぼんびゃく」と読むのは”連濁”によるものになります。
次の章で凡百の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど