さて日常的に使われるもので「欄干」という言葉があります。
この欄干に使用されている漢字(特に”欄”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは欄干の読み方と意味、「らんかん」と「らんぼし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.欄干の正しい読み方は「らんかん」「らんぼし」?
では欄干の正しい読み方は、「らんかん」「らんぼし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、欄干の正しい読み方は「らんかん」になります。
欄干の”欄”は「らん」、”干”は「ほ(す)」「かん」と読むことができますが、欄干は「らんかん」と読むのが正しく、「らんぼし」と読むのは間違いです。
また欄干(らんかん)のように「欄(らん)」が用いられている言葉には、
「空欄(くうらん)・欄外(らんがい)・欄間(らんま)・勾欄(こうらん)」などがあります。
欄干(らんかん)のように「干(かん)」が用いられている言葉には、
「干渉(かんしょう)・干潮(かんちょう)・干与(かんよ)・十干(じっかん)」などがあります。
次の章で欄干の意味と類義語について解説していきます。
2.欄干の意味と類義語について
では欄干の意味と類義語について見ていきましょう。
まず欄干は「橋・階段などの縁(ふち)に、人が落ちるのを防いだり、装飾したりするのを目的として柵(さく)状に設置されたもの」の意味として用いられています。
欄干を用いた例文としては、「疲れて欄干にもたれる」や、
「欄干の修理を行っている」のような使い方で用いられています。
また欄干の類義語としては、「手すり・勾欄(こうらん)・横木(よこぎ)・柵(さく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても欄干と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「欄干の読み方と意味、”らんかん”と”らんぼし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 欄干の正しい読み方は「らんかん」で、「らんぼし」は間違い。
- 欄干は「橋・階段などの縁に、人が落ちるのを防いだり、装飾したりするのを目的として柵状に設置されたもの」の意味。
- 欄干の類義語には、「手すり・勾欄・横木・柵」などがある。