さて日常的に使われるもので「万里」という言葉があります。
この万里に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万里がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万里の読み方と意味、「まんり」と「ばんり」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万里の正しい読み方は「まんり」「ばんり」?
では万里の正しい読み方は、「まんり」「ばんり」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万里の正しい読み方は「ばんり」になります。
万里の”万”は「まん」「ばん」と読むことができますが、
万里は「ばんり」と読むのが正しく、「まんり」と読むのは間違いです。
また万里(ばんり)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万般(ばんぱん)・万国(ばんこく)・万全(ばんぜん)・万策(ばんさく)」などがあります。
万里(ばんり)のように「里(り)」が用いられている言葉には、
「里程(りてい)・郷里(きょうり)・里謡(りよう)・千里眼(せんりがん)」などがあります。
次の章で万里の意味と類義語について解説していきます。
2.万里の意味と類義語について
では万里の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万里は「非常に遠く長い距離のこと」の意味として用いられています。
万里の「非常に遠く長い距離のこと」の意味は、
”1万里(まんり)ほどの距離”というところからこの意味が来ています。
”1里(り)=約3.93キロメートル”を指すため、
1万里(約39300キロメートル)というのが非常に長い距離だということが分かりますよね。
また万里の類義語としては、「遠隔(えんかく)・遠方(えんぽう)・以遠(いえん)・遼遠(りょうえん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万里と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万里の読み方と意味、”まんり”と”ばんり”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万里の正しい読み方は「ばんり」で、「まんり」は間違い。
- 万里は「非常に遠く長い距離のこと」の意味。
- 万里の類義語には、「遠隔・遠方・以遠・遼遠」などがある。