さて日常的に使われるもので「万雷」という言葉があります。
この万雷に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万雷がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万雷の読み方と意味、「まんらい」と「ばんらい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万雷の正しい読み方は「まんらい」「ばんらい」?
では万雷の正しい読み方は、「まんらい」「ばんらい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万雷の正しい読み方は「ばんらい」になります。
万雷の”万”は「まん」「ばん」、”雷”は「かみなり」「らい」と読むことができますが、万雷は「ばんらい」と読むのが正しく、「まんらい」と読むのは間違いです。
また万雷(ばんらい)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万里(ばんり)・万国(ばんこく)・万全(ばんぜん)・万策(ばんさく)」などがあります。
万雷(ばんらい)のように「雷(らい)」が用いられている言葉には、
「迅雷(じんらい)・地雷(じらい)・雷雨(らいう)・雷魚(らいぎょ)」などがあります。
次の章で万雷の意味と類義語について解説していきます。
2.万雷の意味と類義語について
では万雷の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万雷は「多くの雷のこと/(比喩的に)非常に大きな音のこと」の意味として用いられています。
万雷を用いた例文としては、「万雷が鳴り響く」や、
「万雷の拍手を浴びる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「多くの雷のこと」の意味で、
後者の例文は「非常に大きな音のこと」の意味で使用しています。
また万雷の類義語としては、「百雷(ひゃくらい)・稲妻(いなずま)・雷鳴(らいめい)・迅雷(じんらい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万雷と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万雷の読み方と意味、”まんらい”と”ばんらい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万雷の正しい読み方は「ばんらい」で、「まんらい」は間違い。
- 万雷は「多くの雷のこと/(比喩的に)非常に大きな音のこと」の意味。
- 万雷の類義語には、「百雷・稲妻・雷鳴・迅雷」などがある。