さて日常的に使われるもので「万緑」という言葉があります。
この万緑に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
万緑がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは万緑の読み方と意味、「まんりょく」と「ばんりょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.万緑の正しい読み方は「まんりょく」「ばんりょく」?
では万緑の正しい読み方は、「まんりょく」「ばんりょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、万緑の正しい読み方は「ばんりょく」になります。
万緑の”万”は「まん」「ばん」、”緑”は「みどり」「りょく」と読むことができますが、万緑は「ばんりょく」と読むのが正しく、「まんりょく」と読むのは間違いです。
また万緑(ばんりょく)のように「万(ばん)」が用いられている言葉には、
「万里(ばんり)・万国(ばんこく)・万全(ばんぜん)・万策(ばんさく)」などがあります。
万緑(ばんりょく)のように「緑(りょく)」が用いられている言葉には、
「緑地(りょくち)・緑肥(りょくひ)・深緑(しんりょく)・常緑(じょうりょく)」などがあります。
次の章で万緑の意味と類義語について解説していきます。
2.万緑の意味と類義語について
では万緑の意味と類義語について見ていきましょう。
まず万緑は「見渡す限り一面が草木の緑に覆われていること」の意味として用いられています。
万緑を用いた例文としては、「万緑の中にたたずむ」や、
「万緑の風景を眺める」のような使い方で用いられています。
また万緑の類義語としては、「新緑(しんりょく)・常緑(じょうりょく)・深緑(しんりょく)・森林(しんりん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても万緑と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「万緑の読み方と意味、”まんりょく”と”ばんりょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 万緑の正しい読み方は「ばんりょく」で、「まんりょく」は間違い。
- 万緑は「見渡す限り一面が草木の緑に覆われていること」の意味。
- 万緑の類義語には、「新緑・常緑・深緑・森林」などがある。