さて日常的に使われることはあまりないですが、「長大息」という言葉があります。
この長大息に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
長大息がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは長大息の読み方と意味、「ちょうたいそく」と「ちょうだいそく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.長大息の正しい読み方は「ちょうたいそく」「ちょうだいそく」?
では長大息の正しい読み方は、「ちょうたいそく」「ちょうだいそく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、長大息の正しい読み方は「ちょうたいそく」になります。
長大息の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」、”息”は「いき」「そく」と読むことができますが、長大息は「ちょうたいそく」と読むのが正しく、「ちょうだいそく」と読むのは間違いです。
また長大息(ちょうたいそく)のように「長(ちょう)」が用いられている言葉には、
「成長(せいちょう)・長所(ちょうしょ)・長身(ちょうしん)・長考(ちょうこう)」などがあります。
長大息(ちょうたいそく)のように「大(たい)」が用いられている言葉には、
「大層(たいそう)・大安(たいあん)・大意(たいい)・大概(たいがい)」などがあります。
長大息(ちょうたいそく)のように「息(そく)」が用いられている言葉には、
「安息(あんそく)・気息(きそく)・愚息(ぐそく)・子息(しそく)」などがあります。
次の章で長大息の意味と類義語について解説していきます。
2.長大息の意味と類義語について
では長大息の意味と類義語について見ていきましょう。
まず長大息は「長い大きなため息をつくこと。また、そのため息のこと」の意味として用いられています。
長大息を用いた例文としては、「長大息をもらす」や、
「彼は長大息する」のような使い方で用いられています。
また長大息の類義語としては、「嘆息(たんそく)・吐息(といき)・長息(ちょうそく)・ため息」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても長大息と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「長大息の読み方と意味、”ちょうたいそく”と”ちょうだいそく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 長大息の正しい読み方は「ちょうたいそく」で、「ちょうだいそく」は間違い。
- 長大息は「長い大きなため息をつくこと。また、そのため息のこと」の意味。
- 長大息の類義語には、「嘆息・吐息・長息・ため息」などがある。