結論から言ってしまうと、大兄の正しい読み方は「おおえ」「おおあに」「たいけい」になります。
大兄の”大”は「おお(きい)」「だい」「たい」、”兄”は「あに」「けい」「え」と読むことができます。
ただ大兄は「おおえ」「おおあに」「たいけい」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また大兄(おおえ)のように「兄(え)」が用いられている言葉は、大兄の他には「兄方(えほう)」しか見つけることができませんでした。
大兄(たいけい)のように「兄(けい)」が用いられている言葉には、
「義兄(ぎけい)・貴兄(きけい)・学兄(がっけい)・父兄(ふけい)」などがあります。
次の章で大兄の意味について解説していきます。
大兄(おおえ)は「一番上の兄のこと/皇子(天皇の子)のこと」の意味として用いられています。
大兄を「おおえ」と読むと上記のような意味になりますが、
「おおあに」「たいけい」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
大兄は「おおあに」と読むと「一番上の兄のこと」の意味、
「たいけい」と読むと「男性同士で、同輩か年上の人に対する敬称(主に手紙で用いる)」の意味になります。
このように大兄は「おおえ」「おおあに」「たいけい」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また大兄の類義語としては、「長男(ちょうなん)・貴殿(きでん)・貴兄(きけい)・猊下(げいか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても大兄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「大兄の読み方と意味、”おおえ”と”おおあに”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど