千六本の読み方と意味、「せんろっぽん」と「ちろっぽん」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「千六本」という言葉があります。

 

この千六本に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
千六本がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは千六本の読み方と意味、「せんろっぽん」と「ちろっぽん」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.千六本の正しい読み方は「せんろっぽん」「ちろっぽん」?

 

では千六本の正しい読み方は、「せんろっぽん」「ちろっぽん」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、千六本の正しい読み方は「せんろっぽん」になります

 

千六本の”千”は「せん」「ち」と読むことができますが、千六本は「せんろっぽん」と読むのが正しく、「ちろっぽん」と読むのは間違いです。

 

 

 

また六本を「ろっぽん」と読むのは、日本語の”促音化(そくおんか)+半濁音化(はんだくおんか)”によるものです。

 

 

六本の”六”の読み方は「ろく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ろっ」という読み方をすることはできません。

 

六本のように「ろくぽん」ではなく、「ろっぽん」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

(”本”を「ぽん」と読むのは半濁音化によるもので、少し後に解説しています)

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

六本であれば、六(ろく)+本(ぽん)なので、本(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

そして六本の”本”の読み方は「ほん」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぽん」という読み方をすることはできません。

 

六本のように「ろっほん」ではなく、「ろっぽん」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化(はんだくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

半濁音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと”を言います。

 

このパ行音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)のことを”半濁音(はんだくおん)”と呼びます。

 

六本であれば、六(ろっ)+本(ほん)なので、本(後ろの語)の語頭である”ほ”が半濁音の”ぽ”に変化します。

 

 

このように日本語の”促音化+半濁音化”によって六本を「ろっぽん」と読んでいます。

 

 

次の章で千六本の意味と類義語について解説していきます。

 

2.千六本の意味と類義語について

 

では千六本の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず千六本は「大根などを千切り(細長く刻む切り方)にすること。また、その切ったもののこと」の意味として用いられています。

 

 

千六本を用いた例文としては、「千六本に刻む」や、
「千六本にした大根が置いてある」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また千六本の類義語としては、「千切り(せんぎり)・乱切り(らんぎり)・繊蘿蔔(せんろふ)・ざく切り」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても千六本と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「千六本の読み方と意味、”せんろっぽん”と”ちろっぽん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ