さて日常的に使われるもので「鉗子」という言葉があります。
この鉗子に使用されている漢字(特に”鉗”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは鉗子の読み方と意味、「かんし」と「こんし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.鉗子の正しい読み方は「かんし」「こんし」?
では鉗子の正しい読み方は、「かんし」「こんし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、鉗子の正しい読み方は「かんし」になります。
鉗子の”鉗”は「かん」「けん」と読むことはできますが、
「こん」と読むことはできないので、鉗子を「こんし」と読むのは間違いです。
また鉗子(かんし)のように「鉗(かん)」が用いられている言葉は、
鉗子の他には「鉗口(かんこう)」しか見つけることができませんでした。
鉗子(かんし)のように「子(し)」が用いられている言葉には、
「子弟(してい)・子息(しそく)・子宮(しきゅう)・子音(しいん)」などがあります。
次の章で鉗子の意味と類義語について解説していきます。
2.鉗子の意味と類義語について
では鉗子の意味と類義語について見ていきましょう。
まず鉗子は「主に外科(げか)手術用の、器官・組織などを挟んだりするために用いられる、鋏(はさみ)形の金属器具のこと」の意味として用いられています。
鉗子を用いた例文としては、「鉗子の種類のひとつ」や、
「手術用の鉗子を使用する」のような使い方で用いられています。
また鉗子の類義語としては、「メス・ピンセット・鋏(はさみ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても鉗子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「鉗子の読み方と意味、”かんし”と”こんし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 鉗子の正しい読み方は「かんし」で、「こんし」は間違い。
- 鉗子は「主に外科手術用の、器官・組織などを挟んだりするために用いられる、鋏形の金属器具のこと」の意味。
- 鉗子の類義語には、「メス・ピンセット・鋏」などがある。