結論から言ってしまうと、様子の正しい読み方は「ようす」になります。
様子の”子”は「こ」「し」「す」と読むことができますが、
様子は「ようす」と読むのが正しく、「ようし」と読むのは間違いです。
また様子(ようす)のように「様(よう)」が用いられている言葉には、
「左様(さよう)・仕様(しよう)・様式(ようしき)・多様(たよう)」などがあります。
様子(ようす)のように「子(す)」が用いられている言葉には、
「金子(きんす)・合子(ごうす)・繻子(しゅす)・扇子(せんす)」などがあります。
次の章で様子の意味について解説していきます。
様子は「ありさま。具合。状態のこと/身なりのこと/事情のこと/気配のこと/ふり。素振りのこと」の意味として用いられています。
様子を用いた例文としては、「彼の様子を報告する」や、
「外はいまにも雨が降りそうな様子だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「ありさま。具合。状態のこと」の意味で、
後者の例文は「気配のこと」の意味で使用しています。
また様子の類義語としては、「状況(じょうきょう)・状態(じょうたい)・様相(ようそう)・動向(どうこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても様子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「様子の読み方と意味、”ようす”と”ようし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど